起業成功の秘密は、「学び方」を知っているか否か。
起業家で成功している人たちも、天才ではない。
いやいや、才能があったからでしょ?と仰る人も多い。
才能は大切です。才能によって成功に差があるのは紛れもない事実。
でも、 考え方×学び方=成功 の考え方が大きく影響しています。
むしろ、学び方さえ分かれば、なんでもできると言っても良いでしょう。
では、その学び方とは何か、伝統的な日本人経営者に習って考えたい。
最初に考えたいのは、「自分ひとりの知恵で生み出したものは何もない」という事実。
どんなに素晴らしいアイデアでも、今までなかった革新的なサービスでさえも、自分だけでは生み出していない。
新しい「組み合わせ」に過ぎない。
本で読んだ内容、昔先輩から教えて貰ったこと、既にある他のサービスから、
そういうものから学んで発想している。
子供の頃は親から、学生の頃は先生から、社会人になれば上司から、
すべて教えられたもの。すべて他から与えられたもの。
起業の成功は、いかに学ぶかにかかっている。
起業家は天才ではない。学びのプロである。
学ぶ心さえあれば、万事すべてこれわが師である。
語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩のきびしい叱責、後輩の純粋な忠言、つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さいことにでも、どんなに古いことにでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているのである。そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでているのである。 「道をひらく」 松下幸之助 PHP
「この人に教えたい」と思ってもらえれば、成功したも同然である。
わからないことは純粋に「教えていただけないでしょうか」と言えるかどうか。
「知ってるふりやプライド」そんなものがあれば、たくさん学ぶことはできない。
「謙虚に学ぶ心」こそが成功のカギ。
そして、学びの対象は人だけではない。
日常の風景さえ、学びの対象になる。
謙虚に学ぶ心を持って、日々を過ごしたい。