01. 与える。貰う。それだけ。
心の豊かさとは、一体どうやって測るのか。
脳科学の発展も著しい。しかし測る物差しはない。
けれど、このストレス社会。どこかみなココロの豊かさを求めているのかもしれない。
地位や名誉、経済的豊かさを求める一方、
心の豊かさを考える機会が少ない。
欲しいものはたくさんある、
なりたいものもある。
まず「受け取ること」「与えられること」を考えがちである。
『与え与えられるのが、この世の理法である。すなわち、自分の持てるものを他に与えることによって、それにふさわしいものを他から受けるのである。これで世の中は成り立っている。』 松下 幸之助 「道をひらく」PHP
結局、自分が与えた分だけ、受けることができる。
みんな世の中の役に立つことがしたい。
そんな大層なことでなくても、
友達や恋人、家族に喜んで貰えると、自分のほうが嬉しくなるもの。
世の中にサービスできる一芸や才能など、
そうみんな持っているものではない。
でも、笑顔が素敵な人はたくさんいる。
優しい人もたくさんいる。
笑顔が素敵な人は、笑顔で挨拶し。
優しい人は、その優しいさで人に声をかける。
歌が上手い人は、ギターを取ってロータリーで歌う。
それだけで、良いと思う。
世の中にサービスできることは、必ず1つはもっている。
何かを貰うことの少なさを嘆くよりも、
「どうすれば、この人が喜ぶかな」を考えたい。
「多く貰いたい」そのために「多く与える」といのも良いが、
人に喜んでもらえる、その喜びを大切にしたい。
松下幸之助さんの著書を読むと、心が改まる。
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