
映画「時をかける少女」を再度鑑賞しました。
素晴らしい。何度も何度も、観たくなる映画です。
主人公の真琴の1つ1つのセリフ、仕草が、純粋で心に響く。
年を重ねるにつれて、「かけがえのない時間」を強く意識するようになります。
何も考えずにただ笑った。あの時はもう過ぎ去ったんだと・・・切ない気持ちになるものです。
今回のテーマは、時間です。
主人公の真琴ちゃんは、過去に飛ぶことができます。
悪い出来事を修正するために、過去へ飛んで行きます。
もちろん僕たちは、時間を操ることはできません。
「いい出来事」も「わるい出来事」もぜんぶ、受け止めなければいけない。
どんなに後悔しても、その瞬間は一度きりです。
そんな僕たちは、どうやって生きていけばいいのか。
映画に見習って、時間について考えてみたいと思います。
過去も未来も存在しない。
あたりまえですけど、今しか存在しないんですね。
けど僕たちは、過去のことに悩んだり、
未来への不安で眠れなかったりします。
大切な友達が目の前にいても、上の空で話を聞いたたり・・・
こんな素晴らしい映画を見ると、1つの教訓を思い出させてくれます。
「すべてはいま、この瞬間にある」
結局、過去は取り戻せない。悩んでいても、仕方がない。
未来もすぐに訪れる。不安を抱いても仕方がない。
すべてはいまに、全力を注ぎたいものですね。
目の前に誰かがいるのであれば、その時間だけに集中する。
仕事中であれば、その仕事だけに集中する。
落ち込んでいるのであれば、それをそのまま受け入れる。
どんな「いま」だったとしても、
その「いま」がすべて。
「いま」がベストな状態です。
「いま」どんな状態でいるか。「いま」なにをするかが大切なのですね。
映画のラストシーンで、
千昭(ちあき):「未来で待ってる」
真琴(まこと):「うん。すぐ行く。走っていく。」
映画 「時をかける少女」より
未来はすぐにやってきます。
その未来のために、いまを全力で行きたい。
そして、かけがえのない瞬間の思い出を、いつまでも大切にしたいです。
そんな切なく温かい気持ちになる、夏の1日でした。
最高の映画をありがとう。一生大切にします。