01.後悔する若者と日本の文化。
「お金」よりも「後悔しない」選択。
「後悔しない人生」そんなもんはない。
特に現在の日本社会では。
逆の見方をすれば「選択する自由がある」こと。
世界をみると「選択の自由が少ない」国はたくさんある。むしろその国の方が多いほど。
そう考えれば「後悔できる」ことは幸せなことかもしれない。
しかし、この「後悔」というものはやっかいだ。
毎日に頭から離れてくれない。どうしても、考えてしまう。
どうすれば「後悔」の少ない人生を歩めるだろうか。
02.「やりなおすことが難しい」日本の社会
日本の社会は、失敗したあとにやりなおすことが難しい。
新卒を逃すと、そのあと良い条件で正社員で就職することが難しいのは事実。
契約社員、非正規雇用で頑張っている若者は多い。
そして「転職」も同じ。
日本社会では「転職」はマイナスのイメージが強い。
転職するほど条件が悪くなる。
キャリアアップのための転職は、まだ少ないように感じる。
「やりなおすことが難しい」=「挑戦しない若者」が増える。
03.やりたいことはある。でも、挑戦できない。
・バンド活動をしたい
・本格的にイラストを描いてみたい
・世界を旅してみたい
「最近の若者は安定志向」なんてことが言われる。
けど、全くそんなことはない。
「やりたいこと」はたくさんある。
なぜやりたいことをしないのか?
リスクが大きいから。そのリスクとは「お金」。
一度挑戦して、失敗したらちゃんと就職できるの?
他の友達よりも少ない給料で働かなければいけないんでしょ?
そんな想いが、挑戦することを妨げてしまう。
現代社会においての最大のリスクは、「人生を後悔すること」だと思うんです。金銭的なリスクなんて、ある意味、大したことはない。 三木谷浩史
楽天(株)の創業者。日本の代表的な実業家の三木谷浩史氏の言葉。
04.「これしかない」を見つけた人の勝ち。
金銭的なリスク。それは確かにある。特に日本社会では。
けれど「やりたいこと」がありながら、他の仕事を我慢して続けることのリスクは大きい。
特に「それ以外の仕事」をしながら「やりたいこと」を続けている場合。
それが趣味なら良いです。なんの問題もありません。
でも、「将来生計を立てたい」「これで生きていきたい」と思うことに対して、
それだけに集中せずに勝てるはずはないと思います。
限られた時間と動力を、イロイロな方向に分散している。
リスクを恐れるから、1つの夢に集中できない。結局、両方失敗する。
「金銭的なリスク」はとりあえず置いておいて、
まずは1つのものに、じっくり腰を据えて取り組みたい。
結局それをした先人たちが、望んだ人生を歩んでいる。
「選択できる自由」「後悔できる自由」に甘えることなく、
「やりたいこと」に真摯に取り組みたい。
追伸
日本のバンドが、世界に通用する時代になった。
音楽は金にならない日本で、本気でやっている彼らには脱帽する。
ありがとう。