
人生で成功する人、失敗する人、それぞれ何が違うんだろう?
自己啓発所やセミナーに積極的に参加するも、まったく答えがわからない。
どんな法則を試すも、結局、理想と自分との差に違和感を抱いて継続しない・・・
そんな経験はありませんか?
成功の定義は人それぞれありますが、今回は『お金を稼ぐ』ことを成功と仮定して、
そのために必要な『たった1つの方法』をお伝えしたいと思います。
今の世の中、特に日本の若者は、働いても働いても豊かになりません。
会社では熾烈な争いが続き、気の滅入るような人間関係・・・
毎日毎日、頭には雲が張ったような状態で、ストレスに押しつぶされそう・・・
いつかは独立して、たくさんお金を稼いで、
経済的にも時間的にも人間関係も自由な人生を送りたい。
そんな夢を抱いている人はたくさんいますが、
それを実現する人と、結局は不満を言いながらも何も変えられない人、
いったい何が違うのでしょうか?
では、これから詳しく見ていきたいと思います。
人生とは、くだらないことが一つ、また一つと続いていくのではない。
一つのくだらないことが「何度も」繰り返されていくのだよ。
ーデイル・ドーテン
何を試してきたのか?
私も実際に起業し、まったく結果が出ない日々に苦しみました。
そのなかで、数百冊の自己啓発書を読み漁りましたが、
いっこうに結果を出せずに、続かない自分に苛立ちを感じていました。
それと同時に、あの人はなぜ成功してるの?
俺はこれだけ勉強してるけど何が違うの?
その疑問に解決してくれる、成功者の強力な哲学を見つけることができました。
その本は、世界的なベストセラー仕事は楽しいかね? [ デイル・ドーテン ]です。
お金を稼ぐために、成功するためにおすすめの自己啓発書はなにか?と聞かれれば、
まず真っ先に本書を紹介します。
それほど、シンプルで強力で地に足ついた方法が書かれています。
本書では、世界中のありとあらゆる自己啓発書の間違いを指摘しています。
ではそのたった1つの成功者の法則とは何なのか?
アイデアをいっぱい持つこと。
ありとあらゆることをやってみること。
明日は今日とは違う自分になること。
そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ。
ーデイル・ドーテン
この言葉に、成功に必要な要素はすべて揃っています。
『計画』や『目標』に頼る危険性
多くの自己啓発書は、計画の重要性を伝えています。
人は、思ったとおりの人間になると。
もちろん、夢を抱いて鮮明にイメージすることは大切です。
実際に、多くに成功者は思ったとおりの結果を手に入れています。
計画や目標というと、代表的なのは『7つの習慣』のような自己啓発書です。
素晴らしい書籍であることには間違いありませんが、
長期目標から年間、月、1日に行動を落とし込んでいって、
自分を徹底的にマネジメントする手法です。
いったいどれだけの人が、計画通りに物事が進むでしょうか?
どれだけの人は、計画して行動することを続けられるでしょうか?
もちろん、まったく無計画で、行き当たりばったりの人生を進めているのではありません。
ただ、計画することの危険性をお伝えしたいのです。
そもそも新しいビジネス、なにかに挑戦するときに、
達成するまでに、どんなスキルや作業が必要になるか、
はっきりとわかる人はいません。
なにせ初めてのことですから、わかるはずもありません。
『起業準備中』という人を多くみかけますが、正直もったいないと思います。
そもそも何を準備すればいいのか、わからないのですから。
本書では、準備よりももっと大切なことを伝えています。
『試してみる喜び』を忘れていないか
それは「試すこと」を続けなければならないということだ。
そして試すこととは、あっちにぶつかりこっちにぶつかり、
試行錯誤を繰り返しながら、それでもどうにかこうにか、
手当たり次第に、あれこれやってみるということだ。
ーデイル・ドーテン
成功するために、いろんな手法や法則が紹介されていますが、
大きくわければ、この1つしかないように思います。
世界的な企業や起業家は、例外なくありとあらゆることを試しています。
スティーブジョブス、コカ・コーラ、ホンダ、トヨタ、シャネル、
パナソニック、京セラ、リーヴァイス、ビル・ゲイツ、アマゾン、テスラ、
などなど、挙げればきりがありません。
すべての成功者、起業家に共通していることは、
『ありとあらゆることを試してみる』ということです。
計画通りに実行するよりも、試すことのほうが何倍も大切です。
いままであまり成功していない人、会社で給料があがらない人、
起業したけれど失敗した人は、
『いままでどれだけ試してきたか?』を振り返ってみていただきたいのです。
例えば、私は独立してからは、フリーライターやアフィリエイターとしての仕事を中心にしています。
いわゆるネットビジネスと言われるものですが、
参入する資本が少なくて参入しやすいことから、成功は簡単ではありません。
『ここまで難しいのか?』と思うほど、なかなかうまくいきません。
けれど、成功へと導くたった1つの方法は、
『思いついたことをすべて実行して様子を見守ること』です。
例えば、タイトルの書き方、本文の文章構成、
サイトデザイン、SEO、扱う商品、広告の配置位置、文字数などなど・・・
あらゆることを試してみるしかありません。
そのなかから10回中1回くらいは、当たるものがあります。
そこから縦に展開していくか、それをもとに新たなサービスを始めます。
どうすれば何度も何度もくじを買えるか、
そして確率を十分の二に引き上げられるか。
ーデイル・ドーテン
本書では、『試してみること』を宝くじにたとえています。
宝くじを買って、当たる確率を十分の一から十分の二に引き上げられるかと。
『それでは、とりあえずやってみて、偶然にかけるだけではないか』
本書で登場する人物も、同じような疑問を抱いています。
『試してみる』ことにデメリットはない
何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、
きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。
必ず、何かを学ぶからだ。
学ぶべきことが何もなかった場合は、
その前にしていたことに高い価値をおくべきだってことだ。
ーデイル・ドーテン
もし人生の成功が本当に宝くじであれば、確率は限りなく低い。
そして宝くじを買い続けるだけの資金もかなり必要になってしまいます。
けれど、実際にこの世の中であらゆることを試してみることは、
それほど大きなお金は必要ないし、ましてや確率もそれほど低くありません。
問題は『そもそも宝くじを買わないこと』なのです。
なにかを『やってみた結果失敗した』のではなく、
『あらゆることを試さなかったから失敗した』のです。
思いつく限りのすべてを試してみましたか?
自己啓発書を読んだのであれば、そのすべてを実行してみましたか?
セミナーで学んだことを、すべて実行に移しましたか?
『ありとあらゆることを試している人』のなかで、失敗しかしていない人をみたことがありません。
それだけ常に試している人は、必ずなにかしらの成功を手にしています。
びっくり、仰天、最近驚いてる?
私たちに必要なのは、驚いたり、びっくりすることです。
そのような経験は、年を重ねるごとに減っていきます。
理由はもちろん『試してみること』をしなくなったからです。
「これをすると、きっとこうなるだろう」
「これをやっても、どうせ結果はでないだろう」
最初から結果を決めてしまって、試そうとしないのです。
それでは、毎日面白くないに決まっています。
単調な毎日が続き、
自分はなにがしたいのか?なにが好きなのか?
どんな仕事であれば一生続けることができるのか?
楽しい仕事ってあるのか?
『好きなことをしろ』『あなたの適正にあった仕事をしなさい』
そんなことが言われていますが、見つかったひとはいますか?
なにが好きで、どの仕事を一生続けられるか、わかる人はいますか?
私もさんざん探しました。
バカみたいに読書をし、いろいろな場所を旅したり、音楽で日本を回ったり、
けれど、大好きなことや一生を費やすべきしごとなんて、見つかりません。
自分探しは、一生続くのです。
もう、大好きなことや自分探しを気にするのはやめました。
そんなの、考えてもわかりません。
それよりも、夢や理想の人生があるならば、とりあえずやってみることです。
私は、大手の不動産会社や通販会社で働いていました。
でもずっと、自分で仕事してみたい、
自分のちからで、どこまで稼げるか試してみたい!
そんな思いを抱きつつも、単調でやる気のない毎日が続いていました。
ある時、『もうやってみるしかない!』と思い、
とりあえず会社をやめました。
事業計画書を書き、日本政策金融公庫へプレゼンし、
資金を調達し、少ない資本でネットビジネスを始めました。
やってみると、気づくことはたくさんあります。
『こんなに大変なのか』絶望したり
『実際にやってみると稼げるものなんだ』と実感したり、
『頑張っても収益が伸びずに』悩む日を送ったり、
やってみてはじめてわかった『驚き』は数え切れません。
毎日いろんなことを試してみて、その結果を見守ること。
仕事のジャンルは様々ありますが、仕事の楽しさとはそれしかないと思います。
例えば私の友人と一緒に仕事をした時、
友人は飲食店や移動販売で飲食を販売していますが、
いろいろなアイデアを考えて、実際に料理を作ってみて、
お店で試してみて、お客さんからの感想や収入でダイレクトに結果がかえってくる。
そしてまた工夫して、完璧に近づけていく。
完璧になったと思ったら、今度は完璧を超えるように努力する。
仕事の楽しさや、仕事のでの成功、人生の成功は、
こういうシンプルなところにあるのではないかと最近強く思うのです。
『年をとって頭が固くなっていないか』
『変に理屈っぽくなっていないか』
世界の歴史、世界の起業家を見れば、
『成功した方法』はそれぞれ違いますが、
共通しているには『とにかく試し続けた』ということです。
これだけは、どんな成功物語にも共通していることです。
具体的な手法や考え方は、状況によって異なりますが、
『試すこと』『挑戦すること』は変わらない不変の成功哲学です。
明日は今日と違う自分になる!
本当の起業家たちはみんな、
どこか離れたところで着実に成功を収めてる。
他人の成功を真似する人たちは一つのところに群がって、
しかも小競り合いをするのに忙しいものだから、
先導者に、つまり革新者に追いつくことができないんだ。
ーデイル・ドーテン
起業してみると、そしてはじめて一人で仕事をしてみて気がついたのは、
意外に多くの人が、成功して経済的な自由を手に入れていることです。
そして彼らに共通する成功者の考え方は、
さんざん述べてきた『試してみること』を徹底していることです。
小説を研究しても小説家になれないように、
成功を研究しても成功は手に入らないという問題が。
みんな、成功した人の右に倣えをしようとする。
ーデイル・ドーテン
ここまでお読みいただいた方はもうお判りだと思います。
お金を稼げない人、失敗している人は、
チャンスが目の前を通り過ぎても気づきません。
嫌な仕事、単調な毎日をぼんやり過ごしては、チャンスがないと嘆きます。
反対に、成功している人、稼いでいる人は、
チャンスを待つこともなければ、ぼんやりと単調な毎日を過ごすこともありません。
最後に、あらゆることを試してチャンスを掴むための、
具体的な方法を紹介します。
1、仕事上でやったミスをすべて書き出すこと
いままで起こしたミスは、今後のビジネスのアイデアになります。
決して失敗ではありません。
ミスを起こすということは、試してみたということです。
次に失敗するものが1つ減ったことで、次のトライに活かせます。
2、問題点を書き出すこと
現在、成功するたの問題点は何か、それをすべてリストアップします。
・やるべきことはわかっていてもやる気がでない
・作業に集中できない
など、そのような問題点でもかまいません。
これは、そのままビジネスになることもあります。
あなたの問題点は、多くの人が同じように感じているのです。
そして実際に書き出すことで、情報の整理ができます。
情報として整理ができれば、問題の関連性、
解決方法、新しいアイデア、など
様々なアイデアが見えてきます。
3、仕事に関してやっているすべてのことをリストアップする
いまどのような方法で仕事をしているのか、
どのような考えで仕事をしているのか、
毎日のルーティンワークはなにか、
それをすべて書き出します。
もちろん『あらゆることを試す』ことが大切ですので、
このリストはどんどん増えていきます。
これも書き出すことで、新たな組み合わせ、
新しいアイデアが生まれます。
経験上、すべてを書き尽くして、
すべてを実行してしまって、これ以上書けなくなることはありません。
とにかく試すことを繰り返していれば、
アイデアがどんどん出てきます。
それをすべて実行してしまうまえに、先に成功してしまっています。
終わりに 誰もが成功と隣り合わせ
・憧れの自分のお店をオープンさせる
・独立してフリーで仕事をする
・バンドで飯を食う
・世界を旅する
・起業してお金持ちになる
・海外で生活をする
そんな成功の物語を、誰もが抱いていると思います。
それはどれも、実現可能な素晴らしいアイデアです。
今回は、成功する人と、失敗する人の特徴をみてきました。
成功する人は、どんなビジネスをやっても成功します。
そこには、徹底的に成功するためのマインドが刷り込まれているためです。
最後にこれだけは忘れてほしくないことが、
『誰もが成功と隣り合わせの生活を送っていること』です。
ただぼーっと座ってチャンスを待つのか、
試してみることを楽しみ、果敢にチャレンジし続けるのか、
違いは本当にそれだけです。
あなたの周りを見渡してみてください。
そしてあなたの問題を紙に書いてみてください。
そこには、必ず成功のアイデアが存在しています。
今回の記事は、特に20代、30代の人に読んでいただければ幸いです。
最後までご購読ありがとうございました。
自己啓発のなかでも最高の一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
忘れている大切なことに気づかせてくれます。
稼ぐ男と稼げない男の『決定的な違い』まとめも合わせてご覧ください。