
『耐えることが美徳』古くから伝わる日本の伝統だ。
ではその日本人の美徳が、現代で本当に役に立っているのか考えてみたい。
我慢=美徳と考えているのであれば、絶対に目標や夢は実現できないと断言できる。
どんなことにも、全力で努力して夢や目標を実現しているひとはいったい何が違うの?
能力は変わらないのに、なんであのひとは何をやっても上手くいくの?
そんな現代人の疑問には『努力と我慢の違い』が大きく関係している。
この違いを明確に理解している日本人が、現代の世の中では成功を収めている。
では、具体的にその違いを見ていきたいと思う。
『我慢』は偉くない。むしろ甘え。

・俺は嫌な上司がいる中でこんなに我慢している
・みんなすぐに仕事を辞めて我慢が足りないんだ
・嫁に文句も言わずに家事をこなしている
・やりがいのない仕事で生活のために我慢している
・私だけ我慢して旦那は我慢していない
・最近の若いモンは我慢が足りない
・趣味ややりたいことにお金を使わずに我慢している
これは全て本来の『我慢』ではない。
この我慢の考え方が、稼げなくしている、目標を達成できない原因だ。
我慢の由来を調べると、非常に面白いことが書いてある。
通常の我慢の印象は『耐え忍ぶこと』である。
もともとの由来は、仏教の考え方からきている。
『慢』という言葉は、思い上がりの心理状態のことであり、
それを7つに分けた『七慢』という言葉が我慢の由来である。
その七慢のなかに、日本人の本質が隠れている。
我慢とは、自分に執着することから起こる慢心のこと。
卑慢とは、はるかに優れた者と比較し、自分は少ししか劣ってないと思うこと。
邪慢とは、間違った行いをしても、正しいことをしたと言い張ること。
引用元:http://gogen-allguide.com/ka/gaman.html
結局、我慢していると言うのであれば『我慢しなければ良い』のである。
けれど、我慢しない選択をした瞬間に『めちゃくちゃ努力が必要』だ。
例えば、今の仕事に満足していない、我慢しながら嫌々続けている場合。
そんなに我慢が嫌ならば、さっさと辞めてしまえばいい。
『いや、生活もあるし辞めたら次の仕事の保証もないし・・・・』
自分1人で仕事をして、1人で稼げればいい。
もちろん、今まで会社から給料をもらっていた人が、急に独立しても稼げないだろう。
1人で稼ごうと思えば、今までの何倍も努力しなければならない。
ひたすらに思いついたことを全て実行して、それから必要な知識とスキルを補填する。
ひたすらトライアンドエラーを繰り返すこと。
『我慢』を辞めるための『努力』ができないだけである。
むしろ我慢を辞めるための『努力』をしたくないと考えている。
文句を言いながらも、我慢している今の生活の方が良いと考えているのである。
仕事以外でも、家庭でも同じである。
嫌々ながら我慢して家事を続けているのであれば、辞めてしまえばいい。
『でも、家事はしなければ生活できないいし・・・・』
それならお手伝いさんを雇って全部してもらいいのである。
もちろん、そのためにはお金が必要になる。
今まで以上に稼いで、全て任せられるようにすればいいだけである。
結果、今の世の中で『我慢』と言われていることの大半は、ただの不満である。
『我慢』はしたくないけど、それを辞めるための努力もしたくない。
でも、もっと生活が良くなるように結果だけが欲しい。
それは完全に甘えであり、考え方が少しズルい。
我慢なんてすぐに辞めないと、一生結果を手に入れることができないのではないかと思う。
全ての我慢が必要ないのか?

全ての我慢が必要ないのかといえば、もちろんそうではない。
今の仕事に我慢して、それを辞めるために必死で勉強している場合など、
それは現状を変えるための『我慢』であり、本来の正しい我慢である。
我慢を辞めて1人で結果を出していこうと思えば、その道のりは長い。
何も結果が見えないなかで、一人でひたすらに仕事をするのは辛いものがある。
それでも必死に継続するのが『本来の我慢』である。
もしも今の状態に満足しておらず、我慢していると感じているのであれば、
『我慢を辞めるためには何が必要か?』をまずは考えないといけない。
そのためには例外なく努力が必要になる。
その努力を始めて、現状を打開するための取り組みが
本来の我慢であり、努力である。
結局、夢や目標を達成するための取り組みは、
どんな分野であっても昔ながらの泥臭い手法が多い。
正しい努力と我慢で、さっさと稼いでしまいましょう。
工夫次第で『努力も簡単』に!

成功のために正しい努力は欠かせません。
けれど、身体に力をいれて、ガチガチに努力しなければならない訳ではありません。
工夫をすれば、努力することも簡単です。
多くの『成功者』と言われている人たちから話を聞く機会がありましたが、
多くの成功者が行っている工夫があります。
それが、簡単に努力できるような考え方になってしまうことです。
どうすれば、簡単に継続して努力できる考え方になれるのか、
それは、ポジティブでエネルギッシュな言葉を身近に置くことです。
最近はやる気が出る!おしゃれな名言ポスターやクリエイティブなウォールステッカーなどが便利です。
お部屋のインテリアも楽しみつつ、努力ができる考え方を身につけることができます。
小さな工夫ですが、後々の結果には大きな差が出ます。
どんな分野も、成功している人は例外なく工夫をしています。
あなただけの大切な言葉を選んで、あなただけの方法で努力を継続してみてください。
きっと驚くほどの結果が出ますよ。